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感情的に怒る職場の人に対して、気の弱い人ができる対処法

感情的に怒る職場の人に対して、気の弱い人ができる対処法

<2017.11.5>

感情的に怒る人に悩まされている人は、多いと思います。

過去記事でも、感情的に怒る人に対して、気の弱い人はどういう対処法が取れるのかについて、書いています。「感情的に怒る上司に対して、気の弱い人ができる対処法」「感情的に怒る人に対して、気の弱い人ができる身を守る簡単な方法

今回、cocoroなおみさんから、「みんなの生きづらさ」に、同僚から強い口調で攻撃的されて悩んでいるという投稿をいただきました。

投稿下さった方には、個別のメールで何かしら思うところを簡単に書いていますが、サイト上で何かを書くことは基本的にはありません。辛いお気持ちに対して安易なコメントを付けるのもどうかと思って、そうしています。

ただ、今回は気持ちを吐き出すという形ではなく、質問形式の投稿でしたので、また、多くの人が悩んでいる問題でもあるため、例外的に答えのようなものを書いてみたいと思います。

(「みんなの生きづらさ」/投稿者:cocoroなおみ さん)

新しい職場での人間関係が上手くいかない。
同僚同士は、ミスがあってもとがめないのに、私には強い口調で攻撃的に言われる。

意味の取り方がお互いに違っていたりしても、理由を聞かずに頭ごなしに怒るタイプの人が多い。
私は心理的に萎縮して固まるか、逃避行動に出ています。毎日が苦痛です。
こんな事は初めてで、ここの職場を続けていった方が良いのか悩みます。

どうしてそこまで言われないといけないのかが、わからない程、叱責されます。
コミュニケーションを取らないでしょ!っと感情的に怒られるけど、普通に話し掛けても、
薄ら笑いをして、相手も話を続けようとしなかったり、わからないから仕事の事を聞いているのに、今、それをしないといけないんですか?と更に叱責されます。

そんな年下の同僚と上手くやる方法はありますか?

苦しい状況が伝わってきて、胸が苦しくなりました。

投稿を読む限り、同僚の人は、あからさまに攻撃的で、かなり精神状態が悪いと思います。頭ごなしに怒鳴られたら、委縮して固まってしまうのも当然です。

初めにお断りしたいのは、cocoroなおみさんと私は違う人間で、考え方や感じ方も全く違うということです。職場の状況も投稿からの判断なので、推測でしかありません。一つの参考として聞いていただければと思います。

年下の同僚と上手くやる方法ということですが、働きかけで、その人を変えるのは難しいと思います。人は容易には変わりませんし、変わってくれたらと期待すると、余計苦しいと思います。

ただ、今は入ったばかりのようなので、もう少し時間が経って、その職場の一員と認められると、もう少し対応がソフトになることはあるかもしれません。

状態の下がった人と一緒にいると、どうしてもネガティブな影響を受けてしまうので、可能であれば、転職を考えるのも一つの方法ではないかと思います。

ただすぐに転職ができないという状況があるならば、相手は変わらないものと想定して、自分の考え方を変えるしかないと思います。
上手くやるのは諦めて、その人を自分の心の領域に入れないようにするのです。精神的に、線を引くということです。その人の理不尽な叱責を受け入れて、自分はそれに相応しい人間だと思ってしまうと、セルフイメージが下がり、ますます理不尽な要求を許してしまうようになります。

そんなレベルの低い人に振り回されるのは、もったいないことですし、何より自分が可哀想そうです。
影響を受けるなら、自分の好きな人や信じている人から影響を受ける、この人から悪い影響は受け取らないと決めることも大事だと思います。

怒鳴られても、大げさに受け止めず、「また状態の悪い人が、何かわめいている」くらいに思うと、少しは楽になるのではないでしょうか。
精神的にいい状態であれば、そんな風に攻撃的なふるまいをすることはあり得ません。現状に不満があって、そのはけ口として、当たっている可哀想な人なのです。

表面的には、今まで通りに接していけばいいと思いますが、どうしても我慢ができなければ、パワハラを受けていることを、上司などに相談するのも一つの方法です。

我慢を続けていると、それでよいと捉えて更に攻撃的になる人がいるからです。
可能なら、これ以上はやってはいけないラインだということを、上司から諭してもらうといいでしょう。

それと、ここから書くことは、私に起こったことで、かなりスピリチュアル寄りの考えです。
cocoroなおみさんの状況には合わないかもしれないので、そこを踏まえて読んでみていただければと思います。

出来事が起こっているのは、自分自身の内面を表しているという考え方があります。
「鏡の法則」と呼ばれますが、目の前に起こる問題は、自分の考え方や思考のクセに問題があるというものです。だから、その自分にとって嫌な出来事があったとき、それを単にネガティブなことと捉えるのではなく、思考を修正するチャンスと捉えます。

私も上司と折り合いの悪い時期が長く続き、会社を辞める寸前までいったことがありました。今は、上司との関係もある程度改善し、会社を辞めようとは思わなくなっています。

その当時のことを思うと、上司のすべてを否定した状態でした。
いいところなど何も見えなくなって、悪意の塊の人のように捉えていました。そう思うと、不思議なことに、そういう悪意にあふれた人物として、私の前に現れるのです。私のネガティブな意識が、投影されていたのだと思います。

そして、私の持つ「上司が嫌い」というエネルギーは、見えない領域で上司に伝わり、無意識下でそれを受け取った上司は、更に私を嫌うという現象が起きていたのだと思います。負のスパイラルが起きていました。目に見える形では、反抗的な対応はしていなかったので、目に見えない領域でネガティブな意識が伝わっていたと感じました。

自分が嫌うから、それを感じ取った相手も自分を嫌うということは、よくある現象だと思います。

なぜ、その状態を脱することができたかというと、多分、上司に対する自分の気持ちが変化したからです。

上司の性格のタイプや状況などから、「この人がこう反応するのも仕方がないかもしれない」と受け入れたのです。受け入れると、悪意の塊のように見ていた気持ちが和らぎ、いいところも悪いところもある、普通の人として見られるようになっていきます。
つまり、私の持っていたネガティブな意識の投影が緩んだ、フィルターが外れたというわけです。感情的に怒るのはよくないことですが、それを流せず過剰反応していた自分に気づくことができました。

すると、上司のやることなすこと全てイヤという状況がなくなり、現象としても、上司が私に当たることが少なくなっていきました。

結果、上司を積極的に好きではありませんが、嫌いでもなくなりました。
一人の人間として、等身大に見られるようになったということだと思います。

ただ、これをテクニックとして、上司が変わることを期待して行うとうまくいかないと思います。怒りが出ている状態で行っても、怒りを抑圧しているので、ただの真似事になってしまいます。

上司が変わればいいという前提でそうしたのではなく、「仕方がない人だな」と受容の気持ち、ある意味諦めの気持ちで受け入れたことがよかったのだと思います。受け入れるというより、受け流すイメージといった方が近いかもしれません。
自分の心の在り方を丁寧に見ていくことが、問題を解決する場合もあります。

長くなりました。
参考までに読んでいただき、感情的に怒る人にどう対応していけばいいのか、何かしらのヒントをつかんでもらえれば嬉しいです。

cocoroなおみさん含め、これを読んでくださる方が、生きづらさから解放されて幸せな毎日を過ごせることを願っています。





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