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ヒプノセラピー(催眠療法)体験談

ヒプノセラピー(催眠療法)体験談

生きづらさを少しでも解消する為に、先日初めてヒプノセラピー(催眠療法)というものを受けてきた。

ヒプノセラピー(催眠療法)って何という方の為に、リーディングとの違いなどを「ブライアン・L・ワイス博士の『前世療法』」に書いているので、興味のある方は読んでほしい。

催眠に入る前に、現在の状況とやどんなことに悩んでいるかといった簡単なアンケートというか問診票のようなものを書かせられる。これはスピリチュアルカウンセラーやサイキックの先生よって、またセッションの内容によっても違ってくると思う。

内向的すぎる、人といると緊張する、人間関係をうまく作れない、人と同じように生きられない、生きづらくて辛いといったことを記入した。

このカウンセラーの先生は前にリーディングを何度か受けているので、それほど緊張感はない。お金が介在しているというのも、変に気を遣わなくてよいので私にとっては楽だ。

先生はアンケートに目を通し、生きづらさは私の今生のテーマのようだと言う。
「それはなくなることをないけれど、それほど大変じゃないときもあるし大変なときもあって、今は大変なときだね」
「緊張して小さな箱の中に自分を押し込めようとしている感じ」
波はあってもこの生きづらさがなくなることはないんだなと軽く失望を覚えるが、そのことを知っていたようにも思う。

その後ソファに腰掛けながら、催眠に誘導されていく。催眠というと催眠術を連想して、眠っている間に変なことを言わされたりと心配する人がいるが、ちゃんと意識はある。

灯りを落としたセッションルーム、先生の柔らかい催眠誘導の声が静かに響く。

「生きづらさを抱えて困っているあなたが見えます。どんな姿が見えますか?」

ヒプノセラピーの体験談をネットで検索すると、何のビジョンも見られなかったという人も多く、暗示にかかりやすいかどうかを心配していたのだが、すぐに映像が浮かんできた。

赤い色のカエルの姿が見えた。
砂漠でただ一匹打ちひしがれさまよっている。元いたジャングルを遠く離れ、何故ここにいるか分からず戸惑い、途方にくれている。砂は焼け、暑さにあえいでいる。何かをしなくては、元いたジャングルに戻れないように感じているが、その目的も分からない。ここは黄色いカエルの世界のようだが、赤いカエルの自分は仲間ではないので、遠巻きに彼らを眺めるだけで近くへ行くこともできない。黄色いカエルたちも私は関心がないようだ。

先生が「あなたが天使になってカエルちゃんの願いを叶えてあげて下さい」と言う。

私は天使の姿になってカエルの傍に降り立ち、願いを聞く。慈愛の気持ちが天使の私を満たす。
緑が沢山あるところに行きたいという彼の願い叶える為に、緑溢れる楽園と家をプレゼントする。
カエルは喜ぶが、まだ寂しそうにしているので、故郷の仲間を呼び寄せる。カエルは仲間との再会を抱き合って喜び、満ち足りた様子で、仲間と家を居心地良く整え始める。

幸せそうなカエルの姿をいつでも思い出せるよう、心の片隅に収めてもらう。

カエルの戸惑いや孤独、立ち位置が分からない感覚はまさに自分だった。
前世というより、デフォルメされたイメージだったので、これはシンボル的に今必要なものが出ているように感じた。

カエルは言う。
「この緑の楽園は、居心地がよくても故郷ではない。この生を終えたら、真に心安らかな遠い故郷のジャングルに帰れるんだ」

潜在意識からのメッセージは、「考えすぎるな。色々あってもそれをやり遂げるパワーや知恵を既に持っている。ただ体験する為にこの世界に来た。深刻になりすぎないで、ゲームのように楽しめばいい」ということだった。

催眠を解いてもらいセッションは終わった。

自分から発せられた言葉なので、単なる想像のようにも思え、どこか頼りない。

それほど感情の揺さぶりもなかったが、何故か涙が零れていた。

ヒプノセラピー体験、その後についてはまた後から書きたいと思う。




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