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履歴書の職歴が多い人

履歴書の職歴が多い人

履歴書に書いてしまえば紙一枚のことだが、履歴書はその人の生きてきた軌跡だ。

働いた経験が少なく履歴のブランクが多い人はもちろんだが、一つの会社に長くとどまれず転職を重ね、職歴が多い人も生きづらい人だと思う。
長く一つの会社に勤められなかった職歴の多さに、その人の苦悩が見て取れる。
中には、キャリアアップの為に転職を繰り返して、その都度キャリアを順調に重ねている人もいると思うが、そういう人は除外して考える。

私も転職経験が多い。
少し長く勤め、責任が出てくる時期になると仕事を辞めたくなり、それを実行してきた。一時的に仕事を辞めても経済的に苦しくなるとまた働かなければならなくなる。年齢を重ねると正社員では就職できなくなり、非正規社員として働いている。
履歴書を書くときは、書ききれないので学歴・職歴欄が多い履歴書を使うようにしている。

前に就職の面接を受けに行った会社の面接官の部長さん(「会社という組織が合わない人」で書いた部長さん)が「あなたは履歴書が汚いね」と言った。一瞬字が汚いということかなと思っていると、「うちの事務員さんたちはみんな、学校を卒業してからうちの会社でしか働いたことがないよ」と続き、職歴が多いという意味で使っているとわかった。

そこには軽い非難が込められていた。
1つの会社を長く続けていないと、信用がなくなるのは当然のことだ。他の会社を様々経験してきた人は、知識がついて扱いにくいと考える側面もあるだろう。

ひとつの会社で頑張れる人をうらやましく思った瞬間である。
汚い履歴書を持つ自分を恥ずかしく思った。

私は仕事ができる人間ではないし、いつも自信がない。会社では浮いた存在になりやすいし、結局居づらくなってしまう。会社での立ち位置が定まらないことが、生きにくさに繋がっている。

もし今、転職活動をしていて、職歴が多くて履歴書に書ききれなくて困っている人がいるとすれば、少し賢く立ち回ってもいいのではないかということだ。

細かいアルバイトなどは書かなくてもいいと思う。
面接のとき「細かいアルバイトなどは省いています」と一言言えばいい。

じっくり見る経営者が多いと思うが、経営者によってはわりとアバウトにしか見ていない場合もある。多くの会社を見て思うことは、経営者にも色々なタイプがいるということ。履歴書や職務経歴書はざっとしか見ないで、その人の人となりで決める経営者も多い。

アルバイトを除くと職歴がなくなるという場合は別で、その場合は一年以上続いたバイトや応募している職種に近い、代表的なものを書くといい。

職歴が多くてもダメなんてことはないし、頑張っている人はえらいと思う。職歴の多さは、何度辞めてもまた別の職場で働いてきたことの証だ。

私は履歴書のいらない働き方を模索している。




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